注文住宅の設計は施主と話し合えるのがメリットです。快適に暮らせれば良いと考えている場合でも、話し合う機会は有効に活用しましょう。注文住宅の設計における話し合いは、施主が希望を相手に伝えられることだけがメリットなのではなく、話し合った内容を含めて記録を残しておくことができることもメリットです。どのような条件で建築された一戸建てであっても、将来的にリフォームが必要になります。

リフォームの時に設計図や施工図があるのとないのとでは大違いです。設計図がないために、設計図面の書き起こしからしなければならないとなった場合は、設計図面の書き起こしがコストになってしまうからです。注文住宅が完成し、引渡しされるときに、設計図を渡してもらえるかどうかは工務店によって違います。工務店が定期メンテナンスを行うために設計図面を所有し続ける場合もあるからです。

工務店との話し合いの時に、その時の内容をメモしておいたり、仮の図面や参考資料をコピーしておくだけでも、リフォームの際に役立ちます。参考資料と言う意味では、施工図に記載されている塗料の種類や金具のサイズなどが重要な情報と言えます。注文住宅ならではの話し合いのメリットを最大限に活かすなら、話し合った内容を記録しておくことが大切です。施主の希望がない場合でも、提案された内容や、受けたアドバイスの内容をメモしておくだけでも構いません。

将来的なリフォームで、もしも工務店とは別の業者に工事を依頼することになった場合に、設計図や施工図があると、正確なリフォームに役立ちます。

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