注文住宅は二世帯同居を検討するときに、とても利便性が高いシステムです。一般的な間取りや構造として住まいを考えるのではなく、その家族の形態や生活スタイルに合わせて個別に設計してもらえるからです。注文住宅では、最初からバリアフリー対策を全面的に施工してもらうことも可能です。建売住宅では、階段やバスルームなど個別に手すりを設置することがありますが、住まい全体をバリアフリーで施工することは稀です。
マイホームを購入する夫婦の年代や家族構成に合わせて設計されることが多いからです。注文住宅では、高齢者世代となる両親との同居に合わせた設計が可能です。手すりの設置だけではなく、滑りにくく転倒しにくいフローリングの床板材選びから、玄関での段差の解消まで思い切ったデザインも可能になるからです。二世帯同居世帯用の建築実例のある工務店ならば、アイデアや提案も豊富です。
注文住宅では住宅が完成してからも定期メンテナンスなどのアフターサービスで、家族と会う機会が継続しますから、担当する工務店では問題点や解決方法にも熟知していきます。二世帯同居の経験のない夫婦が、初めて同居する一戸建てを建築する場合には、施主本人が気づかないバリアフリー対策が出てくるのは自然なことです。二世帯同居を目的に一戸建てを建築するのなら、二世帯同居や三世代同居の建築実例のある工務店の注文住宅を検討すると良いでしょう。建築実例の家を訪問させてもらえれば、モデルハウスでは分からない具体性も把握しやすくなるので相談してみましょう。