時代が変化すると共に、私たちの住まいのあり方もその時代に合ったものへと変化し続けています。近年では、環境保護への関心が高まっていることを受け、住宅もより環境に配慮した高性能な省エネ注文住宅へのニーズが高まっています。更に、環境問題と共に高齢化社会の問題もあり、社会全体の高齢化がやってくるとされるこの日本において、健康で快適に暮らせる注文住宅への関心も高まりつつあります。こうした社会がすぐそこまで来ていることを受け、国の住宅政策も大きく変化しつつあり、現在、住生活基本計画の見直しが進められています。
この基本計画は通常5年ごと見直しが行われていますが、現段階では、2016年3月に新計画が閣議決定される予定となっています。環境問題への配慮から2013年には住宅の省エネルギー基準が見直され、2020年度からは「省エネ基準適合住宅の義務化」が開始される予定となっており、住宅メーカーでは2020年までの約4年間で注文住宅のあり方にも大きな影響を与えると考え、既にこの基準に適合する性能を備えた注文住宅を発表し始めています。現行の住生活基本計画は、2011年3月に閣議決定されたものであり、この時の最大の目標は「安全・安心で豊な住生活を支える生活環境の構築」でしたが、その4年で時代も変わり、今回の目標は「良質な住宅ストックの形成および将来世代への継承」とされています。新たな方針の背景には、増加する空き家問題やリノベーションのような既存住宅を軸とした住宅政策の促進を示したものと言えます。
また、太陽光発電システムを標準搭載し、日々の暮らしに必要な電気は自分達で作るという「スマートハウス」も注目されており、これに家庭用蓄電池を組み合わせることで、光熱費やCO2削減にも大きく貢献する高性能の住宅へと変わります。これからの注文住宅は、こうした高性能住宅がニーズとなっていくことでしょう。注文住宅のことならこちら